私ごとですが、一昨年、自分の不注意で大腿骨を骨折してしまいました。ようやく足を引き摺らずに普通に歩けるところまで戻ってきました。
つい3ヶ月前までは、杖をつかないとまともに歩けないくらいまで悪化していたんです。
原因ははっきりしていて、手術によるファシア(筋膜)の癒着です。
血液に含まれるフィブリンという成分が、かさぶたのように筋膜や骨、神経、血管をくっつけてしまう。メスを入れた以上、ある程度は避けられないものです。
6月に沖縄へ行く予定だったのに、福岡空港駅で動けなくなって、宿泊と飛行機のパック料金がまるまるパー。我ながらアホすぎます。
施術が終わって痛みから解放された患者さんに、「先生、足が痛そうですけど大丈夫ですか?お大事に」と、逆に心配される始末でした。
ただ、勉強になったこともたくさんあります。
痛いところがあると、心の余裕がなくなって気分が落ち込む。足を引きずる姿を見られたくないから、外出も控えるようになる。重症の患者さんの気持ちが、身をもってわかるようになりました。
もうひとつは、セミナーで学んだ「ここが癒着すると、足の指先のこの辺りが痺れる」という話の答え合わせができたこと。解剖学の教科書どおりではない部分もあって、貴重な経験になりました。
手術による癒着は本当に手強くて、自分ひとりで剥がすにはかなりの工夫が要りました。
ただ、あれこれ試行錯誤しているうちに、手の感覚が格段に上がったんです。今では、この怪我は整体の神様からの贈り物だったのかもしれないと思うようになりました。
体が楽になると、周りのことを考える余裕が出てきます。
屋号を「心楽」にしたのも、体が楽になって心の余裕を取り戻し、生活の質を上げてほしいという思いからでした。
今回、医療関係者の方々にお世話になって、恩返しがしたいという気持ちが湧いてきました。
それと、介護士さん。
車椅子の移乗など、人を抱える力仕事が日常的に続くお仕事です。腰への負担は相当なもので、続けたいのに体を壊して現場を離れる方が多いと聞きます。
ささやかですが、応援の割引キャンペーンを企画中です。
詳細が決まりましたら、Instagramかこのブログでお知らせします。
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