今日もいつものように、「〇〇時から予約できますか?」とお電話をいただきました。
いくつかやりとりをしているうちに、「飛行機の時間に間に合うように……」というお話が出てきて、あ、観光でお越しの方だなと気づきました。そこで、「当院は痛みやしびれを緩和させることに特化していますので、気持ちのいいリラクゼーションマッサージではないんですよ」とお伝えしたところ、「じゃあ大丈夫です、すみません」と電話を切られました。
正直、ホッとしました。ミスマッチを未然に防げましたから。旅行の貴重な時間を割いてわざわざ当院まで来られて、そこでお断りすることになったら、お互いにもったいないですから。
そもそもリラクゼーションと痛み特化の整体は、まったくの別物です。それが「整体」のひと言でまとめられてしまうから、こういうすれ違いが起きるんですよね。
同じ療法を学んでいる整体師仲間に対応策を聞いてみると、当日予約はお断りしていたり、通常料金をあえて高めに設定して口コミ経由だけ割安にしたり、それぞれ工夫されているようです。ただ、痛みで苦しんでおられる方はみんな同じですから、当院ではそういった線引きはしていません。
過去に観光で来られた患者さんで、ちょっとモヤモヤした出来事がありました。
その日は患者様が多く疲れ切っていて、早めに受付を締め切ろうとしていたところですが、高級ホテルを運営されている方からお電話が入りました。「今から2人お願いできませんか。お二人とも社長さんで、しっかりした方だから」と、ずいぶんお困りのご様子でしたので、お受けすることにしました。
ところが、いざお二人が入って来られると、いきなり横柄な感じで驚きました。日頃お越しになるのは上品でちゃんとした方ばかりなので、なおさらです。「旅行でお疲れなのかな?、痛みで気持ちに余裕がないのかな?」と思いながら、丁寧に問診をして施術を始めました。
すると、「〇時から飲食店の予約を入れてるから早くしてくれ!」「早く終わったんだから安くしてくれ!」と、いろいろとわがままを言い出す始末。挙句の果てには私の容姿をバカにして、お二人でゲラゲラ笑い出しました。さすがにカチンときましたが、紹介してくださったホテルの方の顔を潰すわけにはいかないので、ぐっと我慢しました。
この件は後日、ホテルの方にお会いする機会があったのでやんわりとお伝えしたところ、丁寧に謝っていただきました。その方は何も悪くないんですけどね。いい歳をして社会的な地位もある大人がただただ横柄だっただけの話です。
この失敗から、予約のお電話の段階で症状をうかがうようにしました。「特に痛みはなくて、疲れているだけ」というお話であれば、「当院は痛みとしびれに特化した整体院です」とお伝えしています。さらに初回の施術時には、リラクゼーションではない旨を記載した承諾書にご署名いただくようにしました。お手数をおかけしますが、ご協力いただけますと助かります。
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